INTERVIEW #04

岡本 与志昭先生   田中 達郎 先生

担当 社会 担当 数学

懐かしい母校で岡本先生・田中先生にお話を聞いてきました。
今回は予めインタビューさせていただくというお話だったのですが、お二方の思い出話に華が咲いてしまい、、、
自由に話していただきました(笑)

田中 達郎 先生

山梨大学工学部在籍中、城西大学の数学部の中山教授から推薦を受け昭和50年~平成3年まで教鞭をとられていました。
担当科目は数学微分・積分。今でも「数学は面白いね」という田中先生。65歳で定年。
その後、日本電子専門学校で77歳まで赴任していました。

岡本 与志昭 先生 
昭和33年に赴任してから今現在も顧問として城西のため尽力してくださっています
担当科目は社会

私たちの知らなかった先生方の夜遊びの話も飛び出し、私達の知らなかった先生の一面、新鮮で楽しい時間を過ごすことができました。

岡本先生「昭和33年に教員になったんだよ。翌年に橋幸夫(はし ゆきお)が入学してきてね。」
田中先生(笑)「今が昭和90年になるからもう57年にもなるんですか。(教員の)鏡ですよね。」
橋幸夫→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E5%B9%B8%E5%A4%AB (Wikipedia 参照)
昭和33年に岡本先生、昭和50年に田中先生、それぞれ城西に来て出会ったお二人。

城西在学中の思い出

〜ここから始まる、インタビュアー無視で語られる城西生活の思い出〜

いきなりですが、岡本先生の夜遊び話、皆さんも気になりませんか
先生方が夜の街ではしゃぐ姿って興味津々、いったいどんなことをしていたかというと?
岡本先生:「よく夜遊びしたんですよ!踊りが大好きでね。ダンスホール、行って踊ってたんだよ」
田中先生:(吹き出すのを堪えていました)
岡本先生:「ダンスホールって言うだけあってホールが広いんですよ。そこでよく踊ってね。まだ若かったからね。2、3年上の先生とよく行ってたんだけど、先輩というより遊び友達みたいなもんだったよ。」

岡本先生にとって教師という立場を忘れ、一青年に戻るつかの間の時間…シンデレラのようですね。叶うことならダンスの腕前を披露して欲しかった…みんなで踊れたらきっと楽しかったでしょうね(笑)

生徒たちは知らない、岡本先生の夜の顔(笑)学校では規律を守り、厳しくも愛ある指導をしてくださった先生ですが、夜は夜で別の顔をお持ちだったようです。他の先生方ももしかしたら・・・

岡本先生、田中先生、2人で盛り上がる在任中の思い出話しは尽きません。

田中先生:「甲子園行ったよね。甲子園」
岡本先生:「2回行ったよ!2回!」
田中先生:「あれはいい思い出になったね。みんなで応援してね」
岡本先生:「大声で応援したよ。みんなが一つになってね。」
田中先生:「先生も保護者もね。声が枯れるくらい一生懸命応援したよ。」
岡本先生:「負けても勝っても感動するよね。」

甲子園の思い出は殊更、強く心に残っているようです。球児達が連れて行ってくれたと、相好を崩す先生方。甲子園スタンドから見た景色、白球を追いかける球児、応援する生徒や保護者の皆さん、みんなが勝利に向かって一つになった姿は感動を呼びました。
甲子園のヒーローになれなくとも、岡本先生、田中先生の心の中では、彼らはヒーローです。今も煌めく思い出となり先生方の胸の中にしっかり刻まれているようです。

菅平でのオリエンテーションも先生方には思い出深く心に残っていました。

入学したての新入生に引率して行った合宿。本校の伝統行事でもあり、緊張気味の可愛らしい新入生たちが1日でも早く学校に馴染めるよう、城西を理解し、心豊かな学校生活をスタートするためにも、短い2泊3日ではあるけれど、仲間との生活でお互いを知り合う場所でもあります。その合宿に引率してくださった田中先生、岡本先生は微笑ましい様子でみんなを見ていたそうです。

現在の先生方

現在、岡本先生は、感性を磨くため絵を観たり、美術館巡りを楽しんだり、クラシックに耳を傾けたりと、様々な事を趣味として楽しんでいらっしゃるそうです。
たちの先輩でもある、橋幸夫さんとは今でも交流があるとのこと。2015年、中野サンプラザで開催されたコンサートの招待状が届き、楽屋にも招かれたととても嬉しそうに語っていました。
又、教え子同士が2組結婚した時にも仲人をなさったそうで、今でもお便りのやり取りや、お子さんの写真を送ってもらってはその成長を楽しみにしているそうです。

田中先生は、奥様やご近所の方々と仲良く毎日の様に俳句を嗜んでいるそうです。
そして、田中先生から皆さんにお託けが
失敗したっていい。好きなことを一生懸命やればダメになったって後悔しない。どうか皆さんには、調和と自由を大切に、こらからの長い人生を思いきり謳歌して頂きたい。」
この言葉は、田中先生が生徒たちへ贈りつづけていた言葉。今も変わらずエールを送ってくださってます。
これを聞いた私はすごく心強く思えました

若かりし頃の城西時代、先生方にとっては青春の1ページのよう。数え切れないほどの思い出は1時間くらいの取材では語りつくせませんでした。
岡本先生、田中先生、貴重な時間をありがとうございました。
笑い声の絶えることない楽しい時間を過ごすことができました。今後も同窓会などで先生たちの思い出話を皆さんにお話してください。